アラカルト

ハンドメイドの未来

ようやく新入生と対面することができました。みんなとっても緊張しているのが良く分かります。今年からLA(ラーニング・アシスタント)といって、上回生の学生を授業アシスタントとして入ってもらうようにし、よりクラスの雰囲気をよくしていく試みを始めました。私もLAさんから大きな気づきをもらっています。◆ところで、先週の話になりますが、京都の一乗寺にあります鷲野染工場(わしのせんこうじょう)という染色のお店に伺いました。現4回生のプロジェクトで京都のものづくりを研究しようということで手分けして取材を進めているのですが、ある学生が粗相をしてしまい謝罪にいったのです。ご主人はとても寛大な方で、謝りに行ったにも関わらずいろいろ工場内や染色の実際を見せて下さいました。有り難いことです。思ったのは、仕上がりはプロでも機械との違いは見分けにくいということ。どんどん機械化が進む中で、ハンドメイドの技術は今後どうなっていくのでしょうか。不思議と私はこうした現場と関係を持つことが多く、何らかの役割を担う運命にあるように感じています。話をする中で、「若い人との接点がほとんどない」とのことでしたので、少なくとも学生と引き合わせる仲介はできるのではないかと思います。どんなに機械化が進もうとも、技術の原点は手仕事です。まず我々がその価値を知り、正確に伝えることが重要だと思っています。◆久しぶりに出町柳に行ったんですが、まだレコード喫茶の柳月堂さんがあって、嬉しく思いました。また時間をみつけて遊びに行きたい。

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│-│-│2022/04/06(水) 21:37

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