アラカルト

持続する農業の在り方

このところ、ずっとお天気が良いので気分も良いです。少し余裕ができたので、今日は1日職場で編集作業。ただ、連休も終わってしまうので、研究モードも8月までしばらく封印になりそうです。今のうちにできることをしておくしかありません。今日はとくに急ぐ必要もないので、御陵から椥辻まで往復歩いてみました。それでも1万6千歩くらいにしかなりませんでした。意外に距離はない。晴れているとお散歩は楽しい。けど、もう帽子が必要ですね。日焼け止めも。◆ところで、清水寺のサウザンドマーケットの話に戻りますが、他にも面白いお店がありました。その一つが、「にちにち好日」です。2020年に石川県加賀市に全国から集まった数十名のメンバーが、チームを組んで、子どもの教育、農業、コミュニティづくりをはじめられました。コンセプトは、「子供たちに希望ある未来を残すために」で、「次の世代に自分たちが残していけるものは何なのか」をそれらを真剣に考え、作り上げていくために、「自然農法」による野菜とお米の栽培に行きつき、無肥料・無農薬・除草剤不使用・自家採種にて、おいしく安心して食べられる野菜と米を作られています。その数も豊富で、驚きました。とくに関心したのは、単に自然農法で栽培するということだけでなしに、持続可能な形で作り続けることと、その運営システムが未来の農業のモデルになるよう、強い志をもって挑戦をしている点でした。自分さえ良ければと思う人がほとんどの中で、ビジョンそのものに高い価値を感じました。清水寺の主催者の方もそこに感銘を受け、来て頂いたのだと思われます。よく「持続可能性」という言葉は聞きますが、農業だけでなく製造業においても、どこまで今のシステムが維持できるでしょうか。食べるものにどのような農薬がどの程度使われているなど利用者にはわかりませんし、普段目にする商品の多くは捨てることを前提として生産され続けています。当然、土壌は汚染され、ゴミは増え続け、とても循環型の社会とはいえません。そう遠くない未来に産業システムが行き詰まってしまう可能性があるでしょう。そうならないためにも、本当の意味での持続可能性を模索することが大事ですし、そうした取り組みを可能な範囲で見つめていきたいと思った次第です。写真のお菓子は、ここのブースに売っていたにんじんを使ったキャロットケーキとのことでしたが、食べてみたらメチャメチャ美味しかったです☆

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│-│-│2022/05/07(土) 22:23

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