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アラカルトヴィンテージとなる条件昨夜の雷雨には参りました。激しすぎて眠れず、今日はかなり寝不足気味でしたが、涼しい顔して仕事していました。◆ところで、趣味の話になりますが、ジムニーのボンネットが届きました☆引き取り限定のオークションで購入したので週末に茨城県まで行く予定でしたが、可哀想に思ったのかわざわざ京都まで送って下さいました。母親から「まだそんなもの集めているの!」ってあきれられました…。が、これはスズキの小栗克彦さんというデザイナーが30代半ば頃に手がけられた作品で、ジムニーシリーズの中でもシンブルかつプレスラインが一番綺麗だと思うものです。1981年から2018年までなんと37年もの間、世界中で生産されたタイプです。軽自動車のジムニー用のものとは異なり、上面にボリュームを持たせることで立体感が高まった仕様になっています。まだ新品部品が手に入るのですが、状態のよいものがオークションに出品されたので、落札してしまいました。知らない人が見たら何の価値も感じないのかも知れませんが、私にはこのプロダクトの価値がとても良くわかります。そして、すべてのパーツが揃ったときに、その価値はさらに高まることでしょう。今乗っているジムニーも、中古価格ですでに新車以上の値がついていますし、車体を傷つけない限り恐らく下がることはないでしょう(決して売りませんが)。ヴィンテージと呼ばれるものの条件について考える日々です。やはり、一つには「時代を超えた普遍性」があることだと思っています。恐らく流行品はヴィンテージにはなりにくいでしょう。小栗さんは残念ながら1991年に亡くなってしまいお会いすることはかないませんが、彼の作品とはよく対話しています。想像するに、デザイナーでありながらどこか禅僧的な感覚を持たれていた方だと推測しています。
│-│-│2022/08/18(木) 22:40│
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