アラカルト

天気の子・奇跡の人・雨僧正

来年度の国家予算案が閣議決定され、過去最大の114兆円という。しかも、そのうちの国債依存の割合は依然3割。次のワールドカップか大きなイベント開催時には、消費税が15%になるかも知れません。それで良いのか日本。◆今年の授業は終わりましたが、雑務が山のように残っているので、普通に一日お仕事。土曜日だとメールが来ないので仕事がはかどります。明日はゆっくりさせてもらいます。ちょっと早めに帰宅したので、だいぶ前に録画したアニメ映画『天気の子』をゆっくり観ました。いま公開中の『すずめの戸締まり』は、学生たちの間でもの凄い人気で、こちらも機会があれば観たい。天気の子は「異常気象」が一つのテーマで、晴れを呼ぶ女の子が人柱として登場します。また、なぜか「ムー」が出てきてツボる。映像表現が繊細で素晴らしく、ストーリーも最後まで飽きせず、面白かったです。個人的には、新海監督作品では『君の名は』の方が好きかもしれませんが、同じくらい良くできていたと思います。ところで、雑誌の「ムー」は、たまに暇つぶしに買ったりします。恐らく8割くらいの記事はいい加減ですが、中には切り抜きたいほどの記事があったりします。今月号では「ホセ・アリゴー」(1921〜1971)さんの話は、知らなかったので興味深く読みました。彼はブラジルの人で「心霊治療」を行った人物です。批判も多くあるようですが、彼は生涯で200万人の患者を治療し、しかも対価は一切もらわなかったという。現在、彼をモデルにした『奇跡の人』という映画が公開中のようです(https://kisekinohito.com/)。世の中には不思議な事が沢山あるものです。私も民俗学をしていた関係で、多様な話を聞きます。天気の子では晴れを呼ぶわけですが、昔は雨を呼ぶことの方が大事だったのです。日照りは飢饉に繋がるからです。ここ山科の小野というところには、真言宗随心院という寺院があり、創建者の仁海さん(951〜1046)は修行で神通力を得、「雨僧正」と呼ばれたほど。その名は中国の宋にまで知れ渡っていたそうです。本当にそうした力があったかどうかはわかりませんが、京都の神泉苑で行った祈祷は全て成功させたと伝わっています。◆クリスマスイブということで、スーパーでチョココロネが美味しそうだったので購入。一方で、医者に「手首ではなく腕で計測する血圧計を使え」といわれ、ジョーシンで購入。もう血圧測定が面倒くさい。死ぬときは誰でも死ぬし、たまには食べたいものを食べよう。

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│-│-│2022/12/24(土) 22:20

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