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アラカルトジムニー5ドアの悲願良く晴れましたがかなり冷え込んだ1日。家にいると絶対寝て終わりそうだったので、午前中はちょっと職場で作業し、午後はジムでじっくりストレッチなどを行いました。◆ところで、また趣味の話になってしまいますが、アメリカから取り寄せていた1994年のスズキ現地法人のカタログが届きました。この頃は転倒訴訟のあったサムライ(写真上:日本名ジムニー)からサイドッキック(写真下の2台:日本名エスクード)にバトンタッチされていましたが、サムライはまだひっそりとカタログに掲載されていました。当時はエスクードに目が行っていましたが、その後サムライにこれほどまで影響を受けるとは思いませんでした。サムライはアメリカで大ヒットしてしまったため、徹底的に市場から排除されていきました。転倒訴訟はそのきっかけでした。その後、提携していたGMの経営が傾いた関係で、スズキは2012年11月6日にアメリカにおける四輪販売事業から完全撤退します。今年はジムニー5ドアが世界的に話題となっていますが、もしアメリカで訴訟騒ぎがなかったら、1980年代末から1991年代初頭にジムニー5ドアは発売されていた可能性は高いです。メディアなどでは取り上げていないようですので、新型ジムニー5ドアと初代エスクード5ドアのスペックの比較を以下に示しておきます。
【新型ジムニー5ドア(5MT)(2023年)】 全長 3,985mm 全幅 1,645mm 全高 1,720mm 重量 1,070kg エンジン 直列4気筒1.5L 最高出力 102ps/6,000rpm 最大トルク 13.3kgm/4,000rpm 駆動方式 4WD(パートタイム4WD搭載) 【初代エスクード5ドア(5MT)(1991年)】 全長 3,957mm 全幅 1,635mm 全高 1,700mm 重量 1180kg エンジン 直列4気筒1.6L 最高出力 100ps/6,000rpm 最大トルク 14.0kgm/4,500rpm 駆動方式 4WD(パートタイム4WD搭載) ご覧の通り、ほとんど一緒といっていいクルマなんです。しかもラダーフレームに副変速機付き4WDという構造も一緒。サスペンションの構造が少し違う程度です。新型ジムニー5ドアは2代目ジムニーのスタイリングを継承し、初代エスクード5ドアのスペックを再現しているわけです。したがって30年の時を経てこのカタログの上下2台が合体したようなものが誕生したといえるのです。なので、ジムニー5ドアの誕生はスズキの悲願だったようにも思えてきます。しかも、アメリカを捨てインドでのデビューというのも発表意図を感じたりします。ご存じの通り、今年インドは中国を抜いて人口世界一(約14億人)になりました。ちなみにアメリカの人口は約3億人です。このことを契機に、アメリカではサムライ転倒訴訟事件の再検証を真剣にして欲しいと願います。まぁ、あの事件があったからこそスズキはインド開拓に邁進できたといえるのかも知れません。歴史とは不思議なものです。◆お昼は久しぶりにムッシュふらいぱんさんで日替わりランチを頂きました。今日はポークのトマトソース☆昔は隠れ家的な雰囲気でしたが、最近は入るのが難しいほどの人気店になっています。 │-│-│2023/01/29(日) 22:44│
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