アラカルト

芸術が子どもの心を動かす

上着もいらないくらい暖かい陽気でしたが、明日はさらに気温が上がるようです。ちょっと変化が大きすぎますね。◆今日は後期試験日でしたが、有り難いことに担当から外れることができたので、午後から守山のエルセンター(生涯学習・教育支援センター)へ行ってきました。滋賀次世代文化芸術センターと守山教育研究所が主催する不登校のご家族向けのコンサートを開催されるとのことで、特別に参加させていただきました。ついでに出版の打ち合わせなども行ったり。打楽器アンサンブルを率いている中路友恵さんは、子どもたちへのアプローチが神がかっているほどうまい方です。これまで何度も奇跡的な瞬間に立ち会ってきました。今日も多くのご家族が参加され、どうなるのか後ろでセンターの理事さんやびわ湖ホールの館長さんと一緒に見守っていました。多くの子どもたちは、中路さん達の演出でだんだんと高揚してくるのですが、1人の子どもだけほとんど反応を示さないので、とても気になりました。プログラムが終了し、楽器に触れる体験ができる時、その子は帰ってしまうのかと思ったら、なんと真っ先に楽器の方に動いたのには驚きました。反応はほとんどなくても、心は動いていたようです。今日は会場に来るのも大変だった子がいたかも知れません。でも、この日を境に自分の中で少しでも何かが変わったのであれば嬉しく思います。また、この活動の記録をきちんと残す責務も感じた次第です。◆今夜は満月ですね。しかも、かなり赤みがかった色合いで、美しいというよりミステリアスで変わった感じです。季節の変わり目でもあり、体や心も変化する時なのかも知れません。

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│-│-│2023/03/07(火) 22:02

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