アラカルト

「芸術の扉」を開く

午前中は昨日できなかった仕事をしていたので、WBC見られなくて残念。明日は全国的に「野球の日・特別休暇」にしてもいいんちゃうか。◆午後からびわ湖ホールで開催された「子どものための管弦楽教室」を鑑賞しに行ってきました(今書いている本にもちょっと関係していたり)。大津京で降りて琵琶湖畔を散策。ビアンカが停泊していました。コンサートは大ホールが子どもとそのご家族で満杯になっており大盛況でした。また、プログラムは鑑賞だけでなく体験できるようよく工夫されているのが印象的でした。ほとんどの子どもはきちんと鑑賞できておりましたが、1名まったく落ち着かない子どもがおり、今日はその子の様子をとくにじっくり見ていましたが、途中で退散することなく最後はとても感激したようで、大きな拍手を送っていました。芸術の力ですね。とくに指揮者体験やボディーパーカッションなどはとても反応が良く、子どもにとって鑑賞だけでなく、体験を効果的にはさむことはとても重要なことです。一方で、指揮者体験をしたい子が山のようにいる中で2名しかできなかったことや、楽器やアーティストと触れあえる時間がなかったのは何か工夫が必要に感じました。また、曲目はどこかで聞いたことのある曲で構成するというのは効果的と感じましたが、1曲でも子どもに身近な現代的な曲があっても良かったのかなとも思いました。先日の守山のコンサートでは、サプライズでそうした曲を入れたりしていて、とても面白かったのを思い出しました。内容は子ども向けではありましたが、楽器などの特徴について大人でも大いに勉強になるプログラムでした。また、ホールの子事業(県内の学校をホールに誘致する事業)も含め、こうした次世代向けの企画が充実していくことはとても大事ですし、このホールは学校に出かけるプログラムもあり、年々ノウハウが蓄積しているように思いました。かつて私が滋賀県の文化審議委員だった時に、これらの次世代事業を高く評価させて頂いたのを昨日のように思い出します。やはり文化施設の経営は、マニア向けのプログラムを行うのは当然ですが、関心のない人たちにどうしたら興味をもってもらえるのかを考えていくことが今後の生き残りに繋がるでしょう。聞く人のそれぞれの心に「芸術の扉」が開くようになるのが理想かなと思います。本日はホールの西野さんにはいろいろとお世話になり、心より感謝申し上げます。◆午後からホールに行くことになっていたので、お昼はちょっと早めに山科のからふね屋さんでハンバーグランチを頂きました。お肉が結構大きく食べ応えがありました☆

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│-│-│2023/03/21(火) 22:15

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