アラカルト

感じ、考え、記し、読む、話す

この週末は寒さが戻った感じでしたが、今日はだいぶ暖かい。明日はさらに暑くなるようなので、変化が激しすぎますね。ツツジの蕾が膨らんでいたので日々観察していましたが、きょうはあちこちで開花していました。まだ4月上旬なので、例年よりずいぶん早いですが、そうした変化も楽しめたらと思います。◆今日から前期授業が本格化し、慌ただしい雰囲気となりました。加えて、新年度の調整事項もさまざま降ってきたので、今日は学内を何度もウロウロしたり。大学教員の場合、研究室にいない方が多いのでその場での調整ができず、何度もメールをして対応をしました。個々の教員において電子機器は便利なのかも知れませんが、調整側は非常に手間がかかります。ものごとには表と裏があります。ちょっと視点は異なりますが、最近オープンAIが話題で、今日は「ChatGPT(チャットGPT)」を開発したサム・アルトマン氏が来日し、岸田首相にその有用性を熱く語ったそうです。が、あんなものに依存したら人間文章が書けなくなってしまうでしょう。エレベーターやエスカレーターを使うと、その時は楽でも脚力が落ちてしまうのと一緒です。ちょっと前に問題となったコピペの時もそうでしたが、我々は学生がそうしたものに依存しないよう、どう教育するかが今後問われるはずです。まぁ、一見して似たようなレポートが増えるだろうからすぐ見抜くことはできるでしょう。あと本人に読ませればすぐに分かります。そういう学生ほどまともに読めませんから。スマホや新しいオモチャはほどほどに、自分の五感できちんと感じ考えること、そしてそれを下手でもいいから日記に書くこと、かな。できれば新聞も毎日読んで欲しいけど…。機械や他人がどうであれ、学生自身が「感じ、考え、記し、読む、話す」といった基本が身につくトレーニングを考案していければと思います。そうでないと、当面の課題は提出できても「能力」という花はいつまでも咲かないままになってしまうでしょう。

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│-│-│2023/04/10(月) 20:13

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