アラカルト

日本の戦車が日本に帰る

この週末は帰省がてら静岡の裾野で行われた九五式軽戦車のお披露目式に母親と参加してきました。九五式軽戦車は、1930年代中期に大日本帝国で開発され、この車体はイギリスのボービントン戦車博物館にあったものを、NPO法人防衛技術博物館を創る会がクラウドファンディングで日本に里帰りさせたもの。世界に動く車両が2台ありますが、そのうちの1台。今日は支援者限定のイベントでしたが、もの凄い人出溢れていました。走行会も行われたのですが、想像以上にスピードが速かったのが印象的でした。会の代表者はスズキの販売店を経営する方ですが、こだわりの塊のような方です。彼の熱意なしになし得ない偉業です。対象が戦争に関わるものなので賛否はありますが、敗戦国のドイツやイタリアには国防に関する立派な博物館があるんです。一方、日本にはそもそも資料自体がほとんどないという状態。かつてどのような歴史があったのかを示す貴重な実物資料ですので、何をどう伝えるのかを整理して活用していって欲しいと願います。あと、会場の駐車場で驚いたんですが、なんとナンバー付きのキューベルワーゲンが普通に駐車されていました。キューベルワーゲンは、第2次世界大戦中にドイツで開発された軍用車両ですから、80年ほど前のクルマです。細部まで丁寧にレストアされていました。このクルマの所有者は恐らく只者ではないでしょう。エンジンがどうなっているかが気になりました。最初はちょっと寒かったのですが、だんだん晴れてきて、午後は富士山も綺麗に見えてとても面白い1日でした☆

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│-│-│2023/04/16(日) 21:58

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