アラカルト

色の二面性

大丈夫だろうと思って少し薄着で出勤したら寒かった…。明日はもっと寒くなるようです。この頃天気が変わりすぎですね。◆今週のお花は藤と黄色のユリでした。藤も凄い華ですが、ユリの華はゴージャス過ぎますね。ちょっと調べてみますと、黄色のユリは「陽気」というポジティブな花言葉がある一方、「不安」や「偽り」など、ネガティブな言葉もあります。もともと、黄色は古代のギリシャやローマでは温もりのある色とされポジティブな側面がありましたが、中世になるとキリストを裏切ったユダを指す色とし、堕落・衰退・病気・憂鬱・狂気・嫉妬・不名誉などの象徴色となり、これが20世紀半ばまで続いたようです。ただ、ルネサンス期以降復権が始まり、18世紀には中国趣味として流行し、ナポレオンの時代には明るい色調が次第に受け入れられていったようです。日本では黄色というと幸福の象徴のような色ですが、やはり色のもつ二面性というのは面白いものですね。

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│-│-│2023/04/24(月) 22:47

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