アラカルト

清水寺の元は山科にあり

連休後半となり幹線道路が完全に塞がっています。こういう時は近場で楽しむ方がよい。先日の雨で特別公開が中止となった山科の法厳寺さんですが、体を動かしたくて朝から車を使わず徒歩で音羽山を登りました。何年か前に台風被害にあって以来。今日は思い切り自然を満喫☆歩いて分かりましたが、この道は車を使ってはいけません。「音羽」という地名は「音の葉」から来ているような気がします。とにかく音が良いのです。特別公開が中止になっているのに大勢の登山客・参拝者がおりました。それに、お寺の方が熱心に解説をして下さったり、特別公開に出していない史料を見せて頂くこともできラッキーでした。京都で一番観光客が多いのが清水寺ですが、もともとあそこは下寺として作られたに過ぎず、本当の音羽の山や音羽の瀧はここ法厳寺なのです。清水の霊水は「金生水」と呼ばれ、ちょっと場所が分かりにくいですが、もし参拝の折にはぜひお飲み頂ければと思います。この時期は本尊が公開されており、初めて拝観しました(今年は5月7日まで公開)。思ったより小さかったですが、近くでしかもライトを照らして観させて頂き、細部まで確認することができました。清水寺のご本尊は2033年がご開帳なので、10年後に比較できればと思います。制作年代も様式もほぼ同じ頃だし、一説には同じ木から切り出された可能性もあるという。ロマンがありますね。なぜ重文指定でないのかが不思議。帰りに、麓にあるわらびの里さんが経営されている「音和そば」さんに寄りました。連休ということもあり大賑わい。先客が沢山いたので30分待ち、看板定食を頂きました。初めて入りましたが、思ったよりメニューが豊富で、お蕎麦や天麩羅も美味しく、景色も最高でした。混雑の問題はありますが、お客さんをお連れするには良い場所だと思いました。

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│-│-│2023/05/03(水) 22:25

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