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アラカルト東京五輪の真の目的ついに日経新聞にも出てきました。本日付朝刊の15頁を見て下さい。実はずいぶん以前から懸念していましたが、東京五輪の真の目的は「水素社会」「水素インフラ」にあるのです。政府にとって、五輪は大義名分にすぎず、競技場やエンブレム問題などどうでもよいのです。スポーツに国民の関心を寄せておき、その水面下で水素インフラを整備したいだけなのです。その予算はそうとうなものになります。だから大儀名文が必要なのです。いわゆるゲッベルス理論そのままです。人々を娯楽に引きつけ、そこの裏に巧妙に政策を展開させるというものです。愛知万博も環境万博と言いながら森を破壊しようとし、結局は空港と道路インフラができただけだったのを思い出して欲しいです。問題なのは水素です。水素は利便性が高い側面があるものの、非常に「危険な物質」です。事故があったときの被害は相当なものです。それが東京中に作られるのです。1923年に関東大震災があってから、もうすぐ100年になります。いつ東京で大地震が起きてもおかしくない状況で、こうした事業の負の側面が隠されているのは問題と感じます。また、設置偽装、経年劣化、メンテナンス不備など、日本は安全に対する価値観が低いことは原発政策で学びましたので、とくに心配です。原発は「原子力、明るい未来のエネルギー」という標語で推進されましたが(例のゲートは撤去されましたが…あれは復元してでも産業遺産にすべきです)、水素も「水素、明るい未来のエネルギー」として推進されることになるでしょう。私は水素社会に対しては慎重に行うべきと考えています。私だけでなく、水素に慎重な国はいくらもあります。マスコミの人もとくに考えて欲しいです、もし自分の家の横に水素ステーションができたらということを。ガソリンスタンドと訳が違います。とくに設置場所については地元にきちんとした説明と合意、それに有事の際の対策等をマニュアル化しておく必要があると考えています。知らぬ間に敷設されていたなんて言うことはとんでもないことです(原発も知らぬ間に55基も!)。ちなみに水素爆発とは福島第1原子力発電所の爆発がそれです。状況は異なりますが、そもそもそうとうの破壊力があり、地区そのものが吹っ飛ぶくらいの威力があります。近年の五輪などというものは手放しで喜べないのです。年始から暗い話ですみません。私は極力こういうものに依存しすぎない社会構築を今後考えていきたいと思います。いま日本がやるべきはもっと安全かつ継続的になりたつ自然エネルギーや再生可能エネルギーの研究開発だと考えます。そのつなぎにこられらを位置づけるべきなのです。
│-│-│2016/01/04(月) 11:41│
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