アラカルト

現代に生かす和歌の本質

朝から台風のような雨。雨漏りが広がらないか心配。はやくリフォームしたいなぁ。◆今朝の日経新聞・文化欄に、4月に発見された藤原定家(1162-1241)自筆の『古今和歌集』の注釈書について紹介されていました(詳細は新聞をご参照のこと)。史料の入った箱の存在は知っていたようですが、中を開くのは今回が初めてだったという。令和の時代に約800年前の本が発見されるとは凄いことですが、それよりもちょっと苦手だった和歌の本質に触れられたことが嬉しかったです。当時から和歌には、「鬼神をもあはれと思はせ、男女のなかをもやはらげ、猛き武士の心もなぐさむる」とあり、和歌には争いごとを和らげる効果があると記されているとのこと。歌により争いを鎮め、人の心を豊かにさせ、社会を安定させる。つまり、歌によって和をなす、それが「和歌」。古の日本人の知恵だったのでしょうが、争いの絶えない現代にこそ生かすべきと思いました。

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│-│-│2024/06/18(火) 08:50

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