アラカルト

一世を風靡した高知県・馬路村の現在

京都は祇園祭の巡行頃から本格的な夏になると言われますが、今年はもうやってきたという感じです。熱中症には気をつけたいものです。◆年々、学生との年齢差が開いていくので、共通認識というのがどんどんずれます。この間の授業で、高知県で有名なゆずドリンク「ごっくん馬路村」はさすがに知っているだろうと思っていましたが、一応確認してみると認知度はなんと1%でした…。それほど、今は他の商品に押されてしまっているということでしょうか。約1000人の村で年商30億円を売り上げる町として10年くらい前までは結構メディアでも取り上げられていましたが、そういえば最近「馬路村」の語を聞かなくなりましたし、ドリンクを目にする機会が減ったように思います。写真の本『「ごっくん馬路村」の町おこし』(日本経済新聞、1998)を書かれた大歳雅彦さんとは、以前、大学の第三者委員会でお世話になり、多くの示唆をいただきましたが、最後にお会いしてからもう10年くらい経っているかも知れません。その馬路村もちょっと調べてみたら、人口減には勝てず今は人口700人台となっているようで、当時商品開発を牽引した農協の東谷望史氏も一昨年退任されたとのこと。第2世代がどう動いているのか気になりました。実はまだ一度も馬路村には訪れたことがないので、機会があればぜひ調査に行きたいと思いました。

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│-│-│2024/07/05(金) 09:36

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