アラカルト

明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい

前線の影響で京都は朝から雨。半袖では少し肌寒い感じでした。衣替えの用意をしないとですね。◆昨日の日経夕刊の国際欄に、「不老不死」に関するビジネスが活発になってきており、「不死サミット」なる組織の主催者は常時全身を検査し、一日100錠を超えるサプリメントを飲んでいるという(詳細は記事を参照下さい)。この記事を読んで、ちょっと行きすぎている感じを受けました。不老不死といえば、「秦の始皇帝」を思い出す人も多いのではないでしょうか。彼は権力を手に入れると、最終的に「不老不死」を目指します(結局死ぬわけですが)。私の実家近くにある山梨県富士吉田市には始皇帝の命をを受け中国から不老不死の薬をもとめて辿り着いたとされる「徐福」の伝承が多く残りますが、そこの中に徐福たちが驚いた村があったそうです。それが、いまの郡内地域にある「上野原」という所で、当時(伝承が本当なら弥生時代になりますが…記録がないので伝説扱いになっていますけど)そこには多くの長老が住んでいて、徐福たちがその秘訣をいろいろ調べたところ、「菜食」の割合が非常に高かったとのこと。今でも和食は菜食の割合が高いですが、西洋化と近代化で現代人は本来の和食を忘れつつあります。和食の叡智は大事です。食べるものということもありますが、一方でインド独立の父といわれる「マハトマ・ガンジー」さんの言葉で、大切にしているものがあります。それは、「明日死ぬと思って生きなさい、永遠に生きると思って学びなさい」というものです。どんなに健康に気をつけていても、不慮の事故ということもあります。体を大事にすることも大切ではありますが、1日1日を「目的をもって丁寧に生きること」も大事だと思います。それから、不死を突き詰めて考えると、「ヨガ」に行き着くと思います。ヨガの叡智の中には、サプリメントがなくても長生きできる要素が沢山あるのです。日々修行。

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│-│-│2024/10/03(木) 09:57

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