アラカルト

生き続ける言葉 〜谷川俊太郎さんと京都橘大学〜

詩人の谷川俊太郎さんが13日にお亡くなりになったとのこと。心よりお悔やみ申し上げます。思えば、谷川さんとうちの大学が関係するのは今から約20年前のことです。元は「京都橘女子大学」でしたが、2005年に共学となり名称が「京都橘大学」となりました。女子大の頃は「女性の自立」を共学理念としていましたが、共学での理念については協議の結果、「自立」「共生」「臨床の地」という3つが設定されました。自立はそのままに、男女だけでなくさまざまな共生を考え、看護学部ができたことで医療だけでなく社会科学などでも現場教育を重んじる大学にしようというのが、その理念の基礎にあります。共学改革の一環として、大学のシンボルマークも変わるのですが、校歌も変える必要性がでてきました。当時の理事長であった梅本先生が、谷川さんの熱心なファンということもあり、作詞をお願いすることになり、いまの校歌が誕生しました。「ひとり立つ」、「共々に」「響きあう」、「現場」といった言葉はこの共学理念を谷川さんなりに工夫して入れて下さったのだと思います。言葉は生き続けます。これからも、この校歌を大切に歌い続けていきたいと思います。

※大学の校歌は下記のサイトから聴くことができます
 https://www.tachibana-u.ac.jp/about/vision/song.html

1.JPG
│-│-│2024/11/20(水) 09:35

page top