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アラカルト数寄者の血昨日は建国記念の日でしたが、そもそも初代の神武天皇が紀元前660年に即位した日(旧暦の正月)とされることから決まったようです。とすると今年で建国2685年となります。ただ、日本書紀や古事記の記述などから、彼はおそらく弥生時代後期か古墳時代前期の人物であり、かなり時代を盛っている可能性があります。私は釈迦の時代に合わせたのではないかと考えています。◆ところで、以前京都国立博物館に行った話に戻りますが、敷地内に素晴らしい茶室があります。「堪庵」といい、1958年に上田堪一郎氏によって寄贈され、1966年に現在の場所に移築され今日に至ります。茶会などがないときは一般公開されています。建物は素晴らしいのですが、すぐ横に大通りがあるため、そこが残念です。最近は新しい建築に関心がもてず、リフォームのこともありもっぱら茶室ばかり観ています。ちなみに上田堪一郎(上田堪庵)氏は、南禅寺にある有名な老舗湯豆腐屋である「順正」の創業者にして茶人・数寄者でもあり、古美術収集や書も嗜んだようです。機会があれば、深く調べてみたいと思いました。どうも私には数寄者の血が少し入っているようです。京都に縁があるのも何か意味があるようで、未熟ですが地道に勉強したいと思います。
│-│-│2025/02/12(水) 10:18│
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