アラカルト

社会課題解決のためにできること

朝から驚愕のニュースが飛び込んできました。マイクロソフトの創業者であるビル・ゲイツ氏が2045年までの間に、私財を中心とした総額約29兆円を世界的な貧困問題や感染症対策の支援に投じるとのこと。企業人とは別の意味で世界史に名前が残るかも知れません。戦争をしているリーダー達は少し見習ったらと思います。◆昨日は公共マーケティングという大規模教室での特別授業でした。京都市文化市民局くらし安全推進部の方と連携した新しいワークショップの取り組みを試みました。素材は私が審議会で担当していた「京都市客引き行為等対策事業」についてで、つまり京都市の安心安全をどう構築していくのかという社会課題解決のワークです。この授業は、基本5人をベースに1チームが編成されているので40チームあります。小割のテーマを7つ設定し、講義・認知・検討・まとめ・報告のプロセスを100分以内で収めます。単なる特別講演ではなく、政策ワークショップを含めたプログラムは初めてだったこともあり、最終的に報告のプロセスができませんでしたが70点くらいの完成度にはなったかと思います。アイデアは市にも還元できるので、単なる課題ではなく行政政策とも連動した授業にもなっています。事前にグルーピングができていれば他の大学でも実施可能でしょう。一方で、学生の集中度を高める工夫や膨大な事後処理の効率化を図るマネジメントについては要検討事項となりました。また、学生達については客引き行為だけでなくこの授業を通じて様々な社会課題解決に向けた取り組みが少しでもできる人に育って欲しいと願います。

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│-│-│2025/05/09(金) 08:40

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