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アラカルト木下コレクション 〜紅の豚・サボイアS.215月は町内会の会費を集めないといけません。鋭意頑張ります。◆昨夜、金曜ロードショーで放送していた映画「紅の豚」を録画で鑑賞。何度観ても面白い。以前、大学院の授業で模型をテーマに真剣に航空機模型について研究したことがありました。たまたま受講生が紅の豚に関心があったこともあり、劇中で登場する「サボイアS.21(前期型)」という飛行機をテーマにしてみました。ただ、第一次大戦頃のイタリア空軍機をモデルにした架空の飛行機だったことや、なかなか航空力学がよくわからないので、あくまで参考程度にとある方に模型を作っていただいたのが写真のものです。10年ほど前ですが、一応イタリアまで行って当時の軍用機の機体やエンジンも確認したりしました。久しぶりにコレクションと対面。撮影した場所は廊下ですので、かなり大きいことがわかるかと思います。10分の1スケールです。これはラジコン機ですので、確実に飛ばすことができます(もったいないので飛ばしたことはありませんが)。10分の1にしたのは、この大きさだと本物の構造とほぼ同じにできるからです(これはラジコンなので構造は異なります)。また、飛行機の場合飛ばないと意味がなく、10分の1にしてしまうと揚力が足りないので、主翼の幅は1分の1よりも広くせざるを得ませんでした。なので、設計上も1分の1とは若干異なります。宮崎監督はイタリア飛行艇の底面が空力を無視したデザインになっていることに惚れていたと言われています。ラジコンでもそれを再現しようとすると飛行が安定しなくなるのですが、ギリギリそのラインを出してもらっています(ほとんど気がつかない部分なのですが)。ずいぶん前に取り組んだテーマなのでかなり忘れてしまいましたが、飛行機も車も電子デバイスをあまり使わない頃の作品が製品として面白いと思ったりします。箱に入れておいても意味ないので、学内のどこかに展示でもしようかな。でも、でかいしな。
│-│-│2025/05/11(日) 08:45│
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