アラカルト

並列的な研究・展示の必要性

一般の授業は終わりましたが、明日から夏期集中が始まります。今朝も体調が思わしくなく不安は残りますが、なんとか乗りきりたいものです。◆縁あって、近江八幡市や安土地域・安土城に関わるようになりましたが、もともと戦国史や建築史を学んで来たわけではないので、細かいところでは、分からないことだらけです。なので、ボチボチ勉強しています。とくに今は安土城の構造に関して郷土史家の方が最近書かれた資料を読んでいます。簡単にいうと、安土城には「図面がない」と主張する研究者達と、「『天守指図』という図面がある」と主張する研究者達で昔からなぜか激しく対立しています。誰か簡単に整理して欲しいと思うのですが、いい資料はないので可能な範囲で読み解き始めています。個人的に、安土城は燃えてしまっていて不明な点が多すぎるので、双方がそれぞれの主張に固執しすぎることなく、最終的に滋賀の地域振興を目指して欲しいというのが本音です。いろんな案があっていいのです。ちょっと前まで出雲大社の建物だって神話扱いされてましたが、彼の地の博物館では各案が並列的に展示されていたのが印象に残っています。

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│-│-│2025/07/29(火) 09:09

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