
Access: |
アラカルトデザインはアートなのか?全国的に今日から平年を上回る気温になるらしい。ウキウキしますね。◆このところ、子ども用の椅子を巡って著作権が認められるかどうかの裁判が始まっています。基本的に工業デザインは意匠権で守られ、著作権は認めてこなかったという歴史があります。著作物の要件として、「形状が実用的な機能を離れて独立的に美的鑑賞の対象となる部分を含む」か「当該実用品が専ら美的鑑賞目的のために制作されたものと認められる」場合に限るわけですが、例えば著作物として定義されている「建築物」などは必ずしもそうではなく、むしろ工業デザインであるといえるので実はすでに矛盾はあるのです。また、多くの工業デザインには「鑑賞の対象となる部分が含まれる」場合が多く、工業デザイナーはそこにエネルギーを注いでいるわけです。つまり、私はどんな工業デザインあってもアート的要素があり、「アート作品」といえると考えています。海外ではこうした工業デザインのことを「応用芸術(アプライドアート)」と定め、芸術領域の一つとして古くから定義されていますが、日本ではまだデザインはアートではないと考える人の方が多いように思います。ちなみに、世界的に有名なデザインミュージアムであるニューヨーク近代美術館(MoMA)が開館したのは1929年です。ただ、あれもこれも著作物にしてしまうと権利問題が複雑になるという課題がありますね。◆写真のベンチは、unicoさんの製品です。だいぶ前に京都店の入口で見てずっと気になっていました。昨年、リフォーム後にお店に行ったらすでに生産終了で諦めていましたが、たまたまネットオークションにあったので購入することができました(ほとんど二束三文で売っていました…)。脚の部分が「ハの字」に広がり全体的に角張ったデザインと木目の模様がなんともいえず好きで、毎日鑑賞しますし座ってもいます。世の中にはいろんな商品がありますが、同じものはありません。人によって鑑賞する視点は異なると思いますが、もう少しデザインの評価が上がってくことを期待したいです。
│-│-│2026/03/17(火) 08:20│
|