アラカルト

「ゼロ・ベースド・ラーニング」の18年

今日は大暑。京都は40℃以上の酷暑日となるとのこと。異常気象と言われながらも、暦は良くできていると思ったりします。◆今年度後期から始まる2回生ゼミナール(うちの学部では「プロジェクト演習」と称しています)の選考が終わり、昨日は初回ミーティングを実施しました。例年男女半々くらいですが、この年代はなぜか女子比率が多い。男子にもがんばってもらいたい。もう夏休みに入るので、その前に簡単な自己紹介とゼミの流れ、そして夏休みの課題等についての説明を行いました。ゼミナールは、教員からテーマを出すことは一切しません。一人ひとりが「ゼロベース」から自分の頭で考え、考えたことを実現させていくというトレーニングです。なぜなら、私の得意分野を提示したり、関係先の課題解決をさせたりするいわゆる「PBL(プロブレム・ベースド・ラーニング)」の方がはるかに簡単ですが、それでは学生自身の「達成感」が低いと考えているからです。また、すでに課題があると、自分で課題を考えるという時間を奪うことになります。ですので、全体計画や予算計画が最初にまったく見えないので大変な部分は多いですが、学生の意思を尊重し支援することを教員の役割としてとらえて進めています。まったくの白紙からスタートするので、勝手に「ゼロ・ベースド・ラーニング」と呼んでいます。世の中には「0ベース思考」なる言葉もあるようで、創造性や臨機応変的な思考醸成にも役立つと考えて取り組んでいます。気がつけば、もう18年も続けています。この学年のゼミ達はこれから何を発想するのか、大いに期待したいと思います。

1.JPG
│-│-│2026/07/23(木) 09:28

page top