アラカルト

原発限界論

車で通勤中に通学中の小学生数人が私ににこやかに手を振ってきたので、思わず振り返しました。とくに知り合いでもないので、あれは何だったのだろう。でも、笑顔でいられるっていいですね。◆東日本大震災時にお世話になった方から今年も「おくる福島民報」が届きました。あれから15年、1日も忘れたことはありませんが、少しずつ記憶があいまいになっています。福島では、「グリーン水素」システムが推進されているという記事がありました。個人的には、もう少しコンパクトな再生可能エネルギーとその利用システムの構築を急ぐ必要があると思っています。問題は産業用のエネルギーのあり方でしょう。現在でも福島県内では、309平方キロメートルが帰還困難区域に指定されています。森林地帯では除染もできず、自然に戻るにはあと100年から数百年かかるといわれています。また、トリチウム水は「安全」とのことで大量に放出され続け、デブリの取り出しは当初計画は2030年だったものが、2037年度以降へと大幅にずれ込む見通しで、本当に取り出せるのかが疑問視されています。廃炉作業費は年間1兆円規模となっているようです。15年経過しても一向に最終処分場が決まらず、一方で、女川原発も含め全国で再稼働している原発は15基となっています。原発は、推進派と反対派に大きく分かれるため地域分断を生じる問題があり、永続的に放射線が地域に溜まるという環境的課題もあります。そして現在では戦争の標的とされる可能性が高く、いくら国防力を高めようとも数か所の原発を攻撃されたら戦争どころではなくなるはずです。あと約1時間後の午前10時に、原発事故の責任を国と東京電力に問うた大阪地方裁判所の裁判が言い渡されます。どうなるのかしっかりと確認したいと思いますし、私は長い目で見たときに原発(現在のシステム)は人間と共存できないと考えています。以前、その原発限界論について本を書きました。結論が分かる時代に生きてはいないでしょうけれど、微力ながらも今できることはしておきたい。

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│-│-│2026/09/02(水) 08:57

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