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アラカルト人類の進歩と退化 〜とくに依存性退化の問題〜AIによるサイバー攻撃が止まないようです。広く利用されているプログラミング言語「PHP」に問題が見つかり、世界中で混乱が広がっています。PHPと聞いて、京都の出版社だと思ったのは私だけでしょうか。◆出版にも関連しますが、最近読んだのが稲田豊史さんの『本を読めなくなった人たち』(中公新書ラクレ、2026)です。ずいぶん前に買ったのですが、たまたま母親に見せたら「まさに私のことと!、貸して!」といわれたので、渡してから数ヶ月。いつまで経っても戻ってこないので、先日実家にいった際に確認したら「まだ読んでない」とのこと。ただ、ずっと読みたかったので、返してもらった次第です。衝撃でした。とくに印象的だったのは、著者は「これから読書というのは<特殊能力>になる」とまでいいきっていたことです。確かに放っておけばそうなっていくでしょうが、本当にそれで良いのでしょうか。また、教育機関の役割はいったいなんなのかという根本的な問いを突きつけられているように思います。人類はとても便利な技術をたくさん生み出し進歩してきました。しかし、一方でそれに依存することで読書力だけでなく、記述力、思考力、想像力、忍耐力、集中力など多くの能力が退化の方向へ向かっているように思われます。私はそのことを前の本で「依存性退化」と定義づけ世に問いました。うちのゼミで、今「本のプロジェクト」を行っているのもその点を少しでも意識・改善してもらうためです(プロジェクトでは多くの大人とも話をしましたが、彼らも読書ができないといっており深刻に感じました)。また、私が大学にいられる時間はもうそう長くはありませんが、少しでも読書の楽しさを知ってもらえるような試み・取り組みをやり続けたいと思っています。もちろん、読書がすべてではありませんし、その試みが焼け石に水だったとしても、やらない後悔をしたくありません。◆この週末は入試とゼミプロジェクトでばたばたしますので、ブログはしばらくお休みいたします。
│-│-│2026/10/23(金) 08:46│
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