アラカルト

神代文字

10月も中旬を過ぎたというのに、また暑さが戻った感じです。が、またすぐに寒くなるでしょうねぇ。今日は授業終わりに学生がいろいろと質問をしてきて、渡した資料に書いてあった「ホツマツタエ」について聞かれ、神代文字(カミヨモジ)のことも知らなかったようなので、丁寧に解説をしました。日本では歴史的にタブーと呼ばれる書物がかなりあります。その中でも神代文字(漢字以前の文字と言われているもの)で書かれた古史古伝の類は「偽書」として相手にされません。しかし、最近では『古事記』や『日本書紀』の歴史改竄が言われるようになり、古史古伝の中でも歴史的に事実も含まれると考えれるようになってきています。その代表が『ホツマツタエ』であり、他には『上記(ウエツフミ)』『先代旧事本紀』があり、怪しいものでは『竹内文書』『宮下文書』『九鬼文書』などきりがありません。その多くに、漢字ではない文字が使われていますが、恐らくそのほとんどが漢字以後に「意図的に創作された文字」と私は考えています。その理由を書こうとするとかなりの文章量になるので、またいつか書きます。最初の写真は『ホツマツタエ』に使われている伊予文字(ヲシテ文字)と呼ばれるもので、いまのカタカナひらがなよりも構造的によく出来ています(※写真は「神代文字総覧」のHPより)。私がこの書に触れたのは東日本大震災の時で、古事記より古い記載が散見され、地震の記載を東北の研究者が調べ警笛を鳴らしていたら、5年前にその通りになったことから、記載の信憑性が高まっています。2番目の写真は「阿比留草文字」と呼ばれるもの変な文字ですが、『竹内文書』や『九鬼文書』に使われている他、神社の文書等に沢山あります。3番目の写真は「豊国文字」といい、絵文字のような文字です。代表的な文書は『上記』で、九州にウガヤフキアエズ王朝があったなどと書かれたものですが、実はこの文字、特定の風習のある人たちが最近まで使っていたことがわかっています。また、この文字は出土例があることから、もしかしたら漢字以前に使われていた可能性は否定できません。私がとくに面白いと思うのは4番目の写真にあげた「カタカムナ文字」と呼ばれるもので、戦時中に科学者が六甲山中である人物から託された秘伝書に書かれていた文字です。縄文時代の文字との見方もありますが、星や星座をイメージすることから、恐らく天文術に精通していた陰陽師と関係する文字なのではないかと勝手に想像しています。ちなみに、徐福と関係する熊野では、いつかこのような文書が発見されるような気がしてならないのです。あくまで直感ですが、私の直感はなぜか良く当たります。ふと、そんな変なことを考える秋の夜でした。

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│-│-│2016/10/18(火) 23:42

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