アラカルト

亀の水不動尊

雪の降る寒い1日でした。朝から体が重く、午前中は家でじっとしていましたが、午後はちょっとお散歩。家の近くを通る旧東海道を久しぶりに歩きました。この辺りは旧道が残っていますが、とても分かりにくい。小さな表示がつけてあるので、知らない人もなんとか間違えずに歩くことができます。江戸時代までは人と馬が通る人馬道と、荷物を運ぶ牛車が通る車道が分かれていました。現在は家が立ち並び、道幅がとても狭い。ただ、ところどころ田畑が残っていて、なんとなく里山的風景が感じられるところもあります。九条山に上るところが難所で、その道普請や旅人への奉仕を木食正禅さんという方が行っていました。一乗寺の狸谷不動尊を開いた人です。彼はこの地に梅香庵というお寺を開き、そこで堀り当てた井戸水を使い「亀の水不動尊」を作ります。一時、この場所は見学もできない状態になっていましたが、地元の方のご努力で現在は参拝が可能となっています。有り難いことです。ここも私にとってとても縁のある場所です。今は何もない場所ですが、かつては人々の憩いの場として栄えた面影を感じることができます。木食正禅上人は生涯にわたり、私欲や高名を望まず、社会や人々に尽くし、また粟田口で処刑された人々をも弔い続け、現在は東山五条坂にある安祥院というところでお休みになっています。お昼は家の近くのデェイブキッチンさんでシェフおススメのカツレツを頂きました☆

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│-│-│2018/02/17(土) 23:40

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