アラカルト

学ぶことの楽しさ

3月に入り気温が上昇しています。明日は20度を超えるとのこと!なるべくなら徐々に暖かくなって欲しいのですが…贅沢ですね。その関係もあってか、学内のシダレウメが丁度満開になっていました☆いよいよ春です。今日は午後から同じ学科の小森先生の最終講義日。17年ご一緒させていただきました。学部創設時の方々がだんだんと居なくなってしまうのは寂しい限りですが、ゆっくり体を休めてほしいと思います。長い間お疲れさまでした。最終講義には学部創設時の池上学部長、青木学科長も来られていて、なんとなく女子大時代に戻った感じになりました。レセプションでは池上先生とかなり長く最近の教育論についてお話させていただきました。このところ何故か同じような話を至る所でしています。先日も学習指導要領改訂の話をしたところで、要はいろんなレベルで新たな教育が真剣に求められていることを痛感します。最終講義では日本の大学生が本を読まなくなったという話をNHKの番組を引用しながら話されていました。もっと学習することが好きになる仕組みが必要なのではと考えます。問題となるのがプログラムづくりと評価システムの在り方になるでしょう。私も毎年学生と共同プロジェクトを展開しますが、それは学生の感性を引き出すためなのです。論文指導をしている時は残念ながら学生の目はほとんど死んでいますが、共同プロジェクトをしている時はほんとに生き生きしていますし、何より事業が完成した瞬間の学生の顔はなんとも言えない表情をします。新たなことに挑戦するのは言葉にできないほどのしんどさがありますが、今後も「学ぶことが楽しい」ということをもっと学生たちに伝えていければと思います。もちろん、その一方で論文の指導方法も改善しなくてはなりません。とにかく今の時代は厳しく指導してもほとんどついてこないので、「褒めて育てる」要素を入れむ必要をよく考えます。ただ、褒めすぎても足元を見られるので、そこが難しい所です。我々はたとえ学生に嫌われようとも、必要な時には「しっかり叱る」というのも仕事のうちなのです。大学生は体は大きくともまだまだ子どもです。怒るのではなく、愛情を込めて叱るのです。

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│-│-│2018/03/03(土) 22:26

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