アラカルト

湾生回家 ー歴史を超えた地域の絆ー

だんだん雨風が強くなってきました。とにかく何事もなく通り過ぎてほしいなぁ。さて、とくにちょっと買い出しに行ったくらいで、外にはでないようにしていたので、以前アマゾンで買ったDVDを鑑賞していました。「湾生回家」という台湾映画。「KANO」と「セデック・バレ」を前に見て、日本統治下の歴史や文化に少し関心をもったので、次はこれと決めていました。ツタヤになかったので、購入です。「湾生(わんせい)」とは、統治下の台湾で生まれた日本人のことで、彼らは終戦後に本土への引き上げを余儀なくされます。また、「回家(かいか)」とは家に帰るということですが、数名の湾生の人がふるさとである台湾を訪れたり、自分のルーツを調べたりするドキュメンタリー映画なんです。2015年に公開された映画で、前の2本もそうですが、ほとんどが日本語で構成されていますので日本映画のようなものですが、台湾では大ヒットとなり、とくに若い世代に受け入れられらしく、一度観てみたかったのです。私も戦争を知らない世代ですが、映像を通して統治時代や戦争時のことを学ぶことができ、何よりその「良い面(例えば教育やインフラ整備など)」だけでなく、「悪い面(差別や霧社事件のことなど)」もきちんと伝えていることです。その上に立って、友好の意味を考える台湾と日本の深い絆というものを感じられるストーリーです。最後にはある方の人生の事実がわかり、本当に涙が出ます。昨日は夜の会合でどなたかと話していたとき、「山科の絆が昔より崩れている」という話を聞いてとても残念に思いました。過去の歴史においては様々な問題があったかと思いますが、やはり未来を考えるにはその課題を乗り越えどう絆を深めていけるのかを考える必要があると、この映画を観て思いました。多くの日本人にこそ観て欲しい映画です。また、もっといろんな国のことを勉強したくなりました。お昼は近くのレガ−ロさんで、お肉のランチを。スイーツは柿のプディングでした☆

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│-│-│2018/09/30(日) 22:29

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