アラカルト

熱海の影

昨日とは打って変わって天候不順な一日。後期授業も残すところあと2週間程度。粛々と進めていきましょう。さて、また熱海の続きです。非常に改革が進む地域ではありますが、今日は影の部分を。熱海に行って驚いたことの一つに、巨大マンションが続々とできていることでした。それはそれで人口が増えるという効果はあるのでしょうが、景観がメチャメチャ悪くなっていました。まるで壁のようです。こうしたマンションができる一方で、廃墟というか昭和の残骸のような建物も数多くあり、課題を感じました。それと、商店街の中や周辺にはソープランドやストリップ劇場などが結構あり、個人的にはアングラな環境は嫌いではないですが、観光地としては棲み分けがきちんとできないまま地域政策が進んでいる印象を受けました。どこの街でも感じますが、昭和の一時期の繁栄があったわけですが、その後何もしないでその時代に戻るわけでもなく、ただ町並みはそのまま衰退し亡霊のごとく数十年にわたって残ってしまうという現象があります。どれも計画性のなさからくることで、恐らく巨大マンションもいつかはその日を迎えることになるように思われます。これは熱海に限らず、ここ京都でも同じ事だと私は思っています。京都市は昨年末に、一部地域で建物の高さ規制を緩和する方針を打ち出しました。個人的にはこれ以上緩和してどうするのだろうと心配をしています。空き家対策もどうなるのでしょうか。大きなビルができる一方で、スラム街みたいなところが拡大しなければ良いのですが…。今日のお菓子は、同僚の先生から頂いた六花亭のバターサンド。これに目がないんです☆

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│-│-│2019/01/15(火) 22:03

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