アラカルト

広島駅の「HIROSHIMA PRIDE」

そろそろ次の総裁の状況が見えてきた感じですね。どの方も政策的には継続型になりそうで大胆なものは期待できないようですが、この3人の中では圧倒的に菅氏に関心があります。秋田県の山の中で育ち、自分でアルバイトしながら2部の大学を4年間で卒業。空手部に所属し、たたき上げで官房長官に。その在任期間は本日付で2808日と、歴代官房長官の中でも群を抜く長期在任記録を更新し続けています。朝5時に起床、毎朝腹筋100回こなし、40分のウォーキングをしながら朝食会に臨み、お酒はのまない。ダークホースなどといわれたりしますが、後の二人の世襲議員候補者と比べたらかなり骨のある人物であると思われます。リーダーとしての素養は未知数ですが、一度菅総理としての手腕をみてみたいものです。◆さて、広島の続きです。広島駅を降りてボーッと歩いていたら、あるところで足が止まり、動けなくなりました。この「HIROSHIMA PRIDE」と書かれた巨大な看板に釘付けとなりました。しかも、その横に延々と続くグラフィックボードの帯。実は広島駅は大規模建替工事をしており、2025年に向けて工事用の仮囲いをしています。その壁面を用いて、「HIROSHIMA CONNECTING WALL(ヒロシマ・コネクティング・ウォール)」と題し、「魅せる仮囲い」として今年の6月17日から展示をしているようです。今後も展示は変更されるようです。こうした工事中の展示を、私は「プロセス展示」と呼んでいますが、この作品は恐らく国内のプロセス展示の中でも最大級かつかなり長期に渡るものだと思われます。しかも、グラフィックデザインや編集力、それにキャッチコピーのセレクトなど、訴求力が半端ではありませんでした。かつて広島は「75年は草木も生えぬ」といわれ、しかし今年その75年目を迎えた訳です。これこそが広島のプライド。パネルを見ているだけで涙が出てきます。調べてみたら、このデザインを担当したのは地元の「株式会社中本本店・ライツラボ」という組織のようです。素晴らしい作品です。2025年は万博の年となりますが、広島も輝くことになるでしょう。

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│-│-│2020/09/02(水) 21:26

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