アラカルト

期待値を超える空間作り

このところナワリヌイ氏(ロシア野党勢力のリーダー)の様態が気になっていましたが、ドイツの調査ではやっぱり神経剤が検出されたようで、ロシア政府による暗殺未遂である可能性が高くなってきました。この時代に漫画の世界を地で行くようなことが起きるんですね。今後の世界情勢が心配になります。◆さて、広島の続きです。仕事の直前に広島駅近くを歩いていたら、「Edion蔦屋家電」と書かれたオシャレな看板を目にしました。本屋の蔦屋さんと家電のエディオンさんがコラボしたショップなのだろうと即座に判断しました。あまり時間的余裕はなかったのですが、何か惹かれる感じがあったので、お店に入ってみました。ここもビックリでした。蔦屋さんは近年T-SITEなど、ユニークなショップ展開を行っていますが、ここはさらにそれを進化させたような商空間となっていました。調べてみますと、この施設は2017年4月13日にオープンしています。約3年前ですね。広島駅南口の再開発ビル「EKICITY HIROSHIMA」の1〜3階を占めています。本や家電・雑貨等々が有機的に混在したディスプレイが施されてい点が面白い。目的をもって商品を買うならネットでも良いのですが、ここは無目的に入ってもいろいろと発見があり、心地よくレイアウトされている点がユニークだと感じます。つまり、ライブ性の良さをより追求した感じといったらよいでしょうか。すでに東京の二子玉川に蔦屋家電が先にあったようですが、フロアがより広く、商品量もこちらの方が多いようです。また家電販売店と組むのは初めての試みのようで、商品知識が豊富なスタッフが丁寧な対応ができるという点も強みのようです。椅子やソファが数多く配置されていて、休憩したり雑誌や書籍をその場で読むこともできます。また、通常の家電店の雰囲気はまったくなく、なかなか言葉では表現しにくいですが、グラフィックデザインを多用した商品ディスプレイとなっていて、空間にいるだけで楽しく感じられます。「こんなもの売れるのか?」と思うような商品もあえてディスプレイされていて、なんというか「感覚に訴えかける」ことを意識した展示構成になっていました。こうした期待値を超えるようなショップが各地に登場していくと、お店づくりも今後さらなる工夫が必要になっていくのかも知れません。

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│-│-│2020/09/03(木) 21:04

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