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アラカルト一気に変わる環境デザインもう素晴らしい秋晴れの1日でした。季節柄か、キンモクセイの香りがほのかに漂ってきます。こんな日が休日だったらいいのになぁ。◆さて、今日はとても良い発表を聞きました。1回生のゼミではこの時期個人研究発表のプログラムを実施しているんですが、ある学生が「建築における光と影」といったテーマで谷崎潤一郎氏の『陰翳礼賛』を引き合いに出しながら、日本人と西洋人の陰影に対する意識の違いの昔と今を比較するような内容でした。彼の誤解なども明快に指摘していました。1回生でこうした意識を理解し、展開できるのは素晴らしいと思いました。東日本大震災以降、私も本を出版していろいろ提案はしてきましたが、具体的な環境改善には残念ながらきちんと繋がっていないことに苛立ちを感じていました。しかし、今後若い人がエネルギー利用の問題や空間利用・美意識について新たな思想を持ち始めたときに、日本の環境デザインは恐らく一気に変わっていくと思われます。そのために、今からいろいろ仕込みをしておく必要性をとても感じた次第です。一方で、聴講していた学生のリアクションシートなどを読むと、そもそも「谷崎潤一郎って誰?」みたいな質問が書いてあったりして、ずっこけたりしましたけど…
│-│-│2020/10/14(水) 22:15│
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