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アラカルト隠された空海の仕事2月とは思えないくらい暖かい感じでしたが、この週末はもっと暑くなるようです。着るモノをどうしようか。◆ところで、入院した時は何も準備をしておらず、なぜかカバンに入っていたのがこの本です。以前、徳島の歴史について調べていたときにたまたまアマゾンでヒットしたもの。昭和52年にテレビのプロデューサーが書いた本です。内容の多くは根拠が不明確ないわゆるトンデモ的な記述が多いですが、あながち無視できない記述も見られます。不思議なことに眉山の話は一切出てきません。この本を読んでいて思ったのは、徳島には「剣山にユダヤの失われたアークが埋められていて、それを隠すために空海が八十八カ所霊場を作った」ということを信じている人が結構います。私はそうではなく、空海は忌部氏はもちろんのこと、かつての高天原の権威を落とすために八十八カ所霊場を作ったのではないかと思うようになりました(木下仮説)。そう考えると、場所は異なりますが真言宗の聖地となっている高野山というのは、かつての高天原の一つだったのではないかとも思えるようになりました。あれほど高い場所に開けた平地というのは、恐らく縄文海進時代には住みやすい場所だったはずです。単に丹生都比売の領地を奪い、水銀利権を握っただけではないような気がします。今後、その視点で高野山と空海を読み解いてみたいと思ったりしました。かなりタブーの領域やけど、趣味ですので。ちなみに、この本の装丁は粟津潔先生のもの。個性的なのでパッと見てすぐわかります。25年くらい前でしょうか、一度だけ先生のアトリエを訪問したことがあります。ものすごいパワーの持ち主でした。そういえば、最近は粟津潔先生や岡本太郎先生のような方にお会いすることがなくなりました。無理はしたくないけど、私もがんばろっと。
│-│-│2021/02/12(金) 22:09│
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