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アラカルト真のサムライこの4月から一コマの授業が90分から100分に変わり、最初は「やりづらいかも」と思っていましたが、案外できるものです。もともと私の場合、90分ギリギリまで使っていたので、少し余裕が出てきて逆に良い感じ。でも学生は辛いかも。一方的にならないよう、気をつけたいと思います。◆さて、最近読んでいる本の中でずば抜けて良かったのがこの本『山岡鉄舟の武士道』です。何かのきっかけで鉄舟さんのことが気になり、いろいろある本の中かから選んだ一冊。最初の1行目から意味不明な感じでしたので選択を間違ったと思いましたが、読み進めるうちに震えてきました。今から50年も前に書かれた本ですが、鉄舟さんの抽象的な講義録とその内容に対する勝海舟さんの評論、そして勝部さんの解説というユニークな構成になっていて、とても読みにくいんですが現場にいる臨場感があります。もともと、武士道といえば新渡戸稲造さんが書いた本が有名ですが、おそらく新渡戸本のモデルは鉄舟さんだったのだろうと感じます。鉄舟さんは、歴史的には無血開城の一場面でちらっと登場するだけですが、彼の凄いところは交渉人に推挙された後、徳川慶喜公・勝海舟さん、そして対立する西郷さんに会うわけですが、なんと全員初対面だったのです。それにも関わらず、全員を論破していき無血開城の下地を作り、またそれを自慢することなく我が道を進みます。江戸・東京は彼に救われたも同じです。こんな日本人がいたのだと思いましたし、彼こそ真のサムライといえる人物だと思いました。自分の無知さが恥ずかしい。いろいろ気がついたことがありますので、また別項でふれられればと思います。この本は永久保存版です。◆4月から始まったジムの新しスタジオプログラムに入ろうとしたら、いきなり満員で入れず…さっさと諦めて別のことを始めよう。
│-│-│2021/04/09(金) 21:53│
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