アラカルト

京都にいながらハーバードの授業を受ける

久しぶりの雨。朝から寒くて仕方ありません。明日も全国的に荒れるようですね。GWですが、ステイホームとしては良いのかも知れません。◆朝、変な夢を見ました。何年かお会いしていない方に、久しぶりに会食することになったのですが、なぜか緊張しすぎて準備中に自分の服に水を思い切りかけてしまい、乾いてからかなり遅れていったらもう居なかったというもの。日頃から慌てないように心がけてはいますが、潜在意識の中で何らかの焦りを感じているのかも知れません。◆ところで、最近は京都にいながらハーバード大学の授業を受けています。まぁ、実際には本から学んでいるのですが、この本は結構面白かったです。ハーバード大学の授業の方法論とか、向こうの学生が日本の何に関心を持っているのかなどを知ることができます。多くは国内でも有名な事例が並んでいますが、中でも最も感動したのが「アストロスケール」という企業の話でした。この会社は日本人が2013年に設立し、「宇宙ゴミ」を回収する事業を展開しています。宇宙事業というと、月や火星に行ったり、宇宙ステーションの運営や、最近では宇宙旅行などが話題となりますが、それらとはまったく異なる事業です。むしろ裏方の仕事。以前、宇宙ゴミが登場する「ゼロ・グラビティ」という映画をみて怖いなぁと思ったことはありましたが、まさかそうした課題を解決するための組織が日本で立ち上がっていたとは、驚きました。この本を読むまで全く知らず、日本人として恥ずかしく思いました。地球内部においてもプラスチックや放射能など、大地や海をどんどん汚染し、宇宙開発で宇宙も汚す。火星探査もいいけれど、出したゴミはほんとは自分で回収すべきではないでしょうか。そういう意味で、この企業の志はとても素晴らしいことだと思いました。そして、この3月22日には、磁石で宇宙ごみを捕獲する「宇宙ごみ除去技術実証衛星」を打ち上げました。まだ技術実証ミッションの段階だそうですが、その計り知れない行動力にいろいろと学ぶところがあります。

1.JPG
│-│-│2021/04/28(水) 20:38

page top