アラカルト

1円切手の人 ー郵便制度の父ー

連休が終わりましたが、考えてみれば私が大学に来た頃は間の日も休日でしたので、昔が懐かしい。今日も実習の関係で授業が終わってから、あっちにいったり、こっちいったり。昨日よりは涼しい1日でした。◆大学の先輩が、この4月からとある大学の学長に就任されたとの異動案内を頂き、久しぶりにお手紙を書きました。切手を貼ろうとしたら全部消費税率が古いまま。この機会に郵便局に行って全部取りかえてしまいました。でも、1枚5円も取られるんですね…。最近の切手はどれも同じような感じで、色合いの違いで区別する感じでしょうか。昔は切手にはかなりこだわったものですが、メールの普及と消費税の関係で記念切手などは買う気がしなくなってしまいました。ただ、端数で頂いた1円切手の絵は昔のまま。小さな紙ですし、金額も小さいですが、とても威厳があります。この方は前島 密(まえじま ひそか:1835年〜1919年)さんです。彼は、日本の郵便制度を創設した内の一人で、その功績から「郵便制度の父」と呼ばれています。が、それだけでなく、関連する陸運や海運の世界を開いたり、新聞や電話の創設事業にまで携わっています。また、教育簡略化のために漢字廃止を徳川慶喜さんに申し出たり、鉄道の建設を計画したり、大久保利通さんが大阪に遷都しようとしたのを思いとどまらせたりと、多様な功績があるんです。ただ、事業家ということもあり、あまり歴史ドラマなどで全面に出てくることはありません。今年の大河は渋沢栄一さんという事業家に光が当てられましたので、前島さんもそのうち何かのドラマに取り上げられるかも知れません。ところで、彼のいた頃と今では大きく状況が変化しています。今の郵政は不祥事ばかりで頭が痛いです。もし彼が現代に生きていたら、恐らく旧来の事業に縛られず新たな世界を切り開いていたことでしょう。我々もそういう眼をもっていたいものです。◆今日はいただいたお菓子を食べてみました。なんとハッピーターンのキャラメルショコラ味。なんというか、高級菓子の雰囲気ですが、中身はハッピーターンの食感という不思議なお菓子でした☆ごちそうさまでした。

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│-│-│2021/05/07(金) 20:27

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