アラカルト

日本美術史上の傑作

さっき体重を計ったら、なんとここ数年で一番低い値☆5キロ減からなかなかあと1キロ減ができなかったのですが、6キロ減がやっと達成。まぁ、ゆるゆるな制限でやっているので当たり前ですが、嬉しいものです。あと1キロ減が目標。来週が定期検査と職場の健康診断。もう少しがんばる。◆どうしても見たかったので、土日は避け平日の閉館間際に滑り込み。昨日から京都国立博物館で再開した特別展「鑑真和上と戒律のあゆみ」です。唐招提寺で年に一度ご開帳されておりこれまでに2回拝観していますが、結構遠くから眺める感じでした。今回は近くで見られると思い、行ってみました。想像以上にガラガラ状態でした。戒律関係の文書が多かったですが、檀れいさんのオーディオガイドを聞きながらゆっくり鑑賞。でも、なかなか鑑真さんは登場せず、やっとご対面☆この像は日本美術史上の傑作中の傑作だと思っています。ダビンチのモナリザや、ゴッホのひまわりよりも好き。展示室に私だけになった時間もあって、目の前で対話。贅沢なひとときを過ごすことができました。まさに鑑真さんの息遣いが聞こえてくるようでした。ありがたいことです。ただ、展示構成や解説手法には疑問点が沢山ありました。もう少し和上さんの説明が欲しかったですし、戒律の中身について説明すべきです。オプションの映像コーナーにあった解説を以下に整理しておきます。

戒律とは
「戒」とは、如何に善い行いをするか=倫理道徳
「律」とは、僧が守るべき・規律と罰則

梵網経(ぼんもうきょう)における戒律(五戒)
1.不殺生戒(ふせっしょうかい)
   生き物を故意に殺してはならない。
2.不偸盗戒(ふちゅうとうかい)
   他人のものを盗んではいけない。
3.不邪婬戒(ふじゃいんかい)
   不道徳な性行為を行ってはならない。
4.不妄語戒(ふもうごかい)
   嘘をついてはいけない。
5.不飲酒戒(ふおんじゅかい)
   酒類を飲んではならない。
※この五戒を破ると寺を追放になるそうです

複雑な戒律も多く、いろんな解釈や定義がありますが、まずは五戒から戒めるべきでしょう。私はお酒が弱いので、ほとんど飲みませんし、前にも書いたとおり嘘をつきません。なので、五戒はほぼクリアーしています。現代人は、この中で4と5が怪しいですし、最近はよく芸能ニュースになりますが3も怪しいわけですね。ただ、まぁ、蚊をバチンとやることはありますし、付き合いのお酒は飲みます。嘘についても、人を幸せにする嘘は仕方ないとは思っています。ちなみに、この展示会は16日までです。恐らく、こういう機会は二度とないでしょう。山科関係でいえば、随心院の貴重な戒律文書や国宝五智如来が出品されていました。

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│-│-│2021/05/13(木) 21:51

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