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アラカルトスマホが読書習慣を奪う田村正和さんがお亡くなりになったとのこと。お悔やみ申し上げます。お会いしたことはありませんが、母校の大先輩ですし、彼の甥っ子さんとは高校時代クラスが一緒でしたので、とても身近な存在として意識していたと思います。先週だったか、あまりにメディアに出てこられないので、たまたまグーグルでリサーチしたりもしていたのですが、残念です。古畑任三郎シリーズが大好きで、毎回見ていたと思います。ぜひ再放送してほしいなぁ。◆今日は1回生ゼミの学生たちに図書館の案内をしました。最近、若者の読書時間は年々減っています。全国大学生活協同組合連合会の調査によれば、1日の読書時間が「0」という学生の割合が、2012年までは30%台でしたが、2017年になると50%を超えてしまいました。逆に1日1時間以上読書している層は、全体の4分の1程度はいて、読書については全国的に二極化が進んでいるようです。ただ、この読書時間には電子書籍も含まれます。今年卒業した学生で、若者の読書時間を卒論で研究した内容が面白かったのを思い出しました。彼女は昔よく読書していたのに、大学に入ってからしなくなった理由を自分で調べたのです。いくつかのデータを見比べて分かったのは、読書時間の減少に対して、特定の時間が増加していることが判明しました。それがスマホの利用時間です。この研究を行う中で、彼女もスマホを使うようになってから、本を読まなくなったことに気がついたのです。スマホで読書すれば良いと思われますが、実はその割合は少ないことがわかります。つまり「スマホが読書習慣を奪っている」のです。通信機器メーカーは、恐らくそのことは知っていると思われますが、絶対にいわないでしょう。世の中そんなものです。授業では、できるだけ読書の習慣をつけて欲しいので、こちらでテキストは指定せず、毎年自分で選ばせるという方法をとっています。写真の建物はうちの大学の図書館です。だいぶ古いですが、開架図書が多いので、その場で好きな本を選ぶということができますが、通路が狭いのでちょっと密になります。そろそろ新しい図書館が欲しい。思えば、高校時代の休み時間によく図書館の事務所でたむろしていました。大学時代、あるいは大学院時代も、空き時間の多くは図書館で過ごしていました。なので、映画の「耳をすませば」や「君の膵臓を食べたい」などの作品をみると、共感できる部分があります。隈研吾さんがデザインした守山市立図書館のような空間があれば、若者の意識も変わるかも知れません。◆今日は職場の定期健康診断がありました。血もしっかり取られました…痛かった…。でも、まぁ、終わったので、今夜はずっと食べたかった柏餅を頂きました☆もちろんつぶあん☆
│-│-│2021/05/19(水) 20:57│
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