アラカルト

人生を賭ける覚悟を持っているか

明日、明後日と、台風が通過してくるようですね!外出は控えた方が良さそうですね。◆今月の日経新聞「私の履歴書」欄は服飾デザイナーの山本耀司さんです。彼の話がとても面白い。勝手に華やかな人生を歩んできているとばかり思っていましたが、かなり挫折を繰り返していて意外でした。自分の感性を信じ、腐らずコツコツ地道に歩んできたストーリーはとても共感できるものがあります。これからのストーリーも楽しみ☆服飾についてはとてもうといですが、話の中に近江布のことなども出てきていて、なんとか伝統と現代を融合させることができないかといつも考えています。◆家に帰ってたまたまテレビをつけたら、「アンビリーバボー」で、保津峡のトロッコ列車再生のストーリーがドラマ化されていて、これも食い入るように見ました。「3年もてばいい」という路線に左遷された長谷川一彦さんという人が、挫折の中である乗客の一言から一念発起して再生させる物語。途中から見たのですが、沿線に桜を植える際、専門家とのやりとりが一番心が震えました(見た人でないと意味わからないですね)。とにかく、経営再建も地域再生も「仕事を超える」ことに意味があるように思いました。ワークライフバランスから考えるととんでもないことですが、「事を成す人は人生を賭ける覚悟を持っている」と思いました。俳優さんの演技も素晴らしかった。近いので、機会があればトロッコ列車に乗るだけじゃなくて、手入れをしたという景色もよく堪能してみたいです。

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│-│-│2021/09/16(木) 21:58

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