アラカルト

靴下一筋の人生

京都は晴れたものの、底冷えのする寒さ。外に出るのが億劫になりますが、雪国はそれは大変なことと思います。これから入試ロードが始まるので、体調には気をつけたいものです。今日は展示の撤収作業でした。1週間はあっという間。個人的には見応えのある作品が多かったように思います。これから良い夢が見られるようになるでしょうか。◆話は変わりますが、ちょうど1週間前に靴下メーカー・タビオの越智直正(おち・なおまさ)代表取締役会長がお亡くなりになりました。不慮の交通事故で、しかも奥様とご一緒に巻き込まれてしまったのです。とてもショックでした。というのも、私は2010年の奈良平城遷都祭のプロジェクトを契機として、奈良の靴下をずっとはき続けていたからです。丈夫な靴下です。とても評価している企業でした。彼は愛媛出身で、15歳から靴下産業で丁稚奉公し、ずっと靴下一筋。しかもメイド・イン・ジャパンにこだわった人生でした。なぜ、このような終わり方だったのか、人生の不思議を感じます。とにかく、ご冥福を心よりお祈りいたします。これからも、日本製の靴下をはき続けたいと思います。数年前に買った彼の本をこの1週間読み直していました。すごい経営者であり、ものすごい人間力のある人だったと思います。

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│-│-│2022/01/13(木) 21:26

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