アラカルト

ルクアの先端ディスプレイ

8月下旬から9月上旬にかけての土日は、ご父母と交流を行う「父母懇談会」を実施します。今日私は大阪会場の担当で、大阪駅ビルにあるグランビアホテルに伺いました。ホテルから外を覗くと、今でも駅周辺で開発が行われているのがわかります。仕事終わりに、せっかく大阪に来たので、駅ビルの商業施設「ルクア」の探索をしました。ここが完成した頃に、この施設をテーマに卒論を書いた学生がいました。ディスプレイモードの先端を走っている施設でもあり、リニューアル後にきちんと見るのは初めてです。今風の空間に、セレクトされた商品が沢山並んでいるので、若者が大勢いました。ターゲットは20代から30代が中心でしょうか、大勢いる中で仕事風のジャケットを着た男子は私1人だけでした。ま、気にしませんけど。最近縫製の事をよく考えているので、驚いたのは施設内に刺繍用の専門機械をなんと3台も見つけたことです。オリジナル刺繍のサービスをその場で提供しているわけです。すごいです。あと、かなりのフロアでフレグランス商品がかなり売られていたことです。中には山科のアートラボさんのコーナーもあったり。しかも、お手洗いのディフューザーも提供されていて、とても頑張ってはりました。人も多くとても華やかな雰囲気がありますが、一方で改装中の場所も多く、家賃の関係かあるいは周辺に同類の施設も多いためか、この場所で継続的に売り上げを出す難しさも感じた次第です。それに、最近は「モノを買う」視点から、「モノを作る」という視点に変わっているので、どうも一般既製品に対する関心が薄くなってきている自分の意識も実感しました。上層階に蔦屋書店が入っていましたが、さすが雑貨やカフェとコラボした面白い空間デザインでした。うちの大学も図書館をそろそろリニューアルするようですが、もう本だけ集める時代ではないような気がしています。そもそも、今の学生は本を読まなくなってきているので、本に関心を持たせる工夫・アプローチを促す空間作りが必要なのかも知れません。

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│-│-│2022/09/03(土) 20:37

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