アラカルト

青木先生を想う

今日は悲しいお知らせです。2001年よりご退職なさるまで一緒に学部学科の運営に携わってこられた青木圭介先生が亡くなられたとのことです。心よりお悔やみ申し上げます。先生は1944年に広島で生まれ、京都大学大学院経済学研究科博士課程を中退後(2002年、経済学博士)、1973年より広島女子大学文学部社会福祉学科で教鞭をとられます。2001年4月には京都橘女子大学(当時)の文化政策学部開設と同時に京都に来られ、初代学科長として着任されました。その後、当大学では入学部長、学生部長、文化政策学部長、文化政策研究センター所長などを歴任し、2010年4月から2013年3月まで学長を務められました。専攻は、社会政策、福祉計画、福祉文化です。主な著書に『現代の労働と福祉文化』(桜井書店:単著)、『人間発達と公共性の経済学』(桜井書店:共著)、『時代はまるで資本論』(昭和堂:共著)などがあります。写真の本は学部創設時に、学部の先生や関係者とともに書いて出版した大切な1冊。とても強面の先生で、最初お会いしたときにはいつ怒られるかビクビクしていましたが、性格はとっても温厚で情に厚く、研究室も近かったので個人的にも大変お世話になりました。研究室に行くと、いつも熱心に本を読んでおられ、その姿がとても印象に残っています。本日葬儀を身内の方のみで実施されたそうで、最後にお会いすることは叶いませんでしたが、今後もうちの大学を見守っていてくださるように思えてなりません。いままで本当にありがとうございました。

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│-│-│2022/10/25(火) 21:16

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