アラカルト

七夕の語源にまつわること

年に一度の七夕です。学内では七夕陶灯路が開催されました。開催時間に雨が降る生憎の天気でしたが、後半は少し止んで明かりや音楽を愉しむ一時となりました。卒業生や久しぶりにお会いする方の姿もたくさん有り、いい交流の一時ともなりました。わざわざ起こし頂きありがとうございました。また、日中から準備等で汗を流していた学生みなさん、大変おつかれさまでした。ところで、七夕(たなばた)は元は「棚機」つまり機織り機のことを言いますが、この「機」というのは織りの技術を伝えた渡来人である秦氏の「秦」と同義ととらえています。七夕発祥の地として知られる大阪の交野市には「機物神社(はたものじんじゃ)」という七夕ゆかり(秦氏ゆかり)の場所があり、この「機物」は「秦物」と考えられます。いわゆる陶器のことを瀬戸物というように、かつては織物のことを秦物と呼んだのだと私は考えています。何はともあれ、地球から争い事がなくなりますように。

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│-│-│2023/07/07(金) 21:51

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