アラカルト

大南正瑛先生を偲ぶ

世界気象機関の関連組織によれば、この7月の世界の平均気温は観測史上で最高となっただけでなく、12万年ぶりの暑さという説も。恐らく日本の縄文時代に温暖化した頃を考えると、12万年ぶりは大げさかと思います。縄文時代に東北・北海道で文化が花開いたのは、一つは平均気温が暑かったからだと考えられます。しばらく、北に行きたいかも。◆今日は今年の5月20日に92歳でお亡くなりになった大南正瑛先生の偲ぶ会に参加してきました。うちの大学がまだ女子大のころに学長をされていました。立命館の総長だった時代に数々の改革をされ、その後うちの大学では共学化にご尽力をされました。その頃は大学基準協会の会長もされていたので雲の上の存在でしたが、現役の頃も引退後もいろいろと気にかけていただき、とても素晴らしい先生でした。強い意志をもちつつも、温和で筋の通った仕事をされていましたので、多くの方から慕われたことと思います。まさに人格者でした。また、先生は科学者であるにも関わらず油絵を趣味となさっていて、文化芸術への思いが強かったことも忘れられません。これだけ盛大な偲ぶ会は初めて参加しましたが、しばしの間でも先生を偲ぶことができ、いい時間となりました。どうか、向こうの世界で好きな絵を存分に描き残して下さい。私は余裕もなく反省ばかりの日々ですが、少しでも先生に近づけるよう努力ができればと思います。

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│-│-│2023/07/31(月) 22:15

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