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アラカルト女性リーダーが活躍した古代このところ女子バレーが面白い。というか、ちょっと強すぎる感じです。野球とかラグビーは男子が中心ですが、なぜかバレーは女子の方が人気があるような気がします。◆ところで、先日第2次岸田改造内閣がスタートしましたが、副大臣および政務官に女性が一人もいないという人事でした。SDGsが叫ばれている時代にあって、異常な人事といえます。あまり歴史教育では語られませんが、実は古代において日本は女性リーダーが活躍した痕跡があります。卑弥呼だけではないのです。近畿では代表的な人物として「名草トベ」「丹敷(にしき)トベ」「新城(にいき)トベ」がおります。「トベ(戸畔)」というのは女性リーダーのことで、古事記や日本書紀にちょろっと登場します。ただ、あまり文献がなく詳細がわからないのですが、津名道代さんが近年『トベ達の悲歌』にまとめられています(約千頁の労作です)。彼女等は神武東征の際に殺されますが、まさに惨殺されるのです。神武東征は史実ではないという研究者もいるようですが、私は現地で多くの史跡や伝承を確認しています(より詳細な検証は必要ですが)。神武でなくても誰かによる侵略戦争があったことに違いはなく、征服された後も権力におびえながらも細々と祀られ続けているのです。神武以降日本は次第に男性リーダーが実権を握るようになり、武力で治める時代になっていったのではないでしょうか。なぜ近畿に同和部落が多いのか昔から不思議でしたが、恐らく神武以降権力に逆らう人々を貶めてきたからというのが私の考えです。男性がリーダーになるとどうしても争い事が絶えない傾向にあります。むしろリーダーは女性である方が世界平和に貢献できるのではないでしょうか。現役中は難しいでしょうが、将来的に「なぜ古代のリーダーは女性が多かったのか、その意味を現代に生かせないか」を検証していきたいと思ったりしています。
│-│-│2023/09/20(水) 10:31│
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