アラカルト

目標のない学生への指導

いい秋晴れが続いていましたが、だんだん崩れるようです。着るものに注意したいですね。◆この時期、成績が良くない学生を呼び出して面談指導を行うことをしています。昨日の学生は、学びに意欲的でないので「将来の目標は?」と聞いたら、「まったくありません!」ときっぱりという。何度も聞いたら、しばらく考えて「お金持ちになりたいです!」と答える。以前の都市環境デザイン学科でそう答える学生はほとんどいませんでしたが、経営学科の所属になって「お金」が目的となる学生が結構いることに気がつきました。ただ、何をしてお金を得るかまで考えずに漠然と授業を受けていると授業に身が入らず成績が落ちる傾向にあるので、とりあえずでもいいので「目標をイメージする」よう指導します。ここは粘り強く問答を繰り返すのです。光が見えるまで諦めません。話し合いを長く進める中で、ボソッと「そういえば僕はカフェが好きです」というので、研究室の書棚からすぐに見つかったカフェガイドを貸してあげました。おそらく彼は、これからお茶をするときでもカフェ経営を意識して飲むことになるでしょう。以前、ゼミでカフェ研究をしたときに買った文献がどこかにあったはずと思い、今朝は必死に書棚を探したらありました。川口葉子さんの『京都カフェ散歩』(祥伝社黄金文庫)。もう閉店になったお店もありますが、いい内容の本です。2009年の発行ですから、あれから14年も経つんですね。今度学生に貸し出せればと思います。

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│-│-│2023/10/20(金) 08:35

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