アラカルト

タイの交通事情

今朝の日経新聞によると、タイ・バンコク郊外で「バンコク国際モーターショー」が26日から開催中とのこと。中国勢がEVモデルを多数投入しているらしい。私はクルマが好きなので、タイではずっとクルマの観察もしていました。とにかく量が多く、しかも大型車ばかり。まるでアメリカのようでした。税金の関係で、荷台のあるピックアップトラックの割合が多かったのも特徴でした。4月にはトヨタがピックアップトラックのEVをパタヤで実証実験をすることも記事に書かれていました。ただ、EVはまだこれからで、圧倒的にトヨタとホンダのガソリン車が独占していました。タイは所得も物価も低いのになぜこれほど大型車が溢れているのかに疑問を持ち叔父に確認したら、「タイ人は見栄っ張り」とのことで納得。中国人も同じような気質で、コンパクトカーなど売れないと聞きます。当然、旧車などはほとんど見ることはなく、昔のビートルを1台発見しただけでした。バイクも多く、そのほどんどが125ccでクルマの隙間をビュンビュン飛ばします。交通量が激しいので、自転車は危険で誰も乗らないとのことでした。また、歩行者よりもクルマ優先なので、道を渡るのが結構大変です。一方で、観光用や移動の足として、三輪自動車を改造したトゥクトゥク(写真)や、トラックを改造したソンテウという乗り合いバスなどはレトロ風で私好み。危険はともないますが、オープンが好きなので両方とも乗って楽しみました。調べてみると、このトゥクトゥクは昔のダイハツ・ミゼットDKA(初期型の三輪自動車)が起源だそうで、改造に改造を加えて現在のようになっているとのこと。こうしたクルマが日常で使われているなんて面白いですね。

1.JPG
│-│-│2024/03/29(金) 10:44

page top