アラカルト

1年365日、24時間対応の役所事業

日中はまだまだ暑さが残りますが、朝夕は冷えます。今日は衣替えの準備ができればと思います。◆土曜日は時間があればプロジェクトXを視聴するのですが(昨夜の「プノンペンの奇跡」は面白かった)、その直後に「突撃カネオくん」という番組で熱海地域再生の話を取り上げていたので、そのまま継続視聴しました。熱海における地域再生の仕掛け人というと市来広一郎さん(株式会社machimori代表取締役)が有名ですが、番組では私も知らなかった戸井田雄さん(Atelier&Hostelナギサウラ店主)の取り組みを紹介していただけでなく、自治体のユニークな政策も取り上げていました。それが、「adさん、いらっしゃい!」というロケ支援事業で、担当の山田久貴さん(熱海市役所 観光経済課ロケ支援担当)の取り組みが紹介されていました(写真は事業のHP)。ロケ誘致などは「フィルムコミッション」事業として多少なりともどの地域でも行われているとは思いますが、熱海では「1年365日、24時間対応」をしている点が特徴で、大きな成果を上げているとのこと。調べてみますと、この山田さんは熱海出身で、もともと建設業・商社・サービス業などを渡り歩いていたそうですが、2001年に熱海市がはじめて実施した「民間企業職務経験者採用試験」を受け採用されます(当時35歳)。その後、観光事業のほかいくつかの部署を経験した後、2012年に観光課に戻りこのロケ支援事業を提案し採用されます。たった1人で事業(地域特性を考えバラエティに特化している点が特徴)を始めますが、2年でロケを3倍に増やすという成果をあげ、今ではadさん達の間では「困ったら熱海」といわれるほどになっているそう。今の働き方改革の動きからすると逆行する形かも知れませんが、やはり地域を再生している裏にはこうした「人」の存在が大きいといわざるを得ません。プロンペンの奇跡でも、担当者の「眼が燃えていた」表現がありましたが、何かを成す人はそのくらいの覚悟があるんだろうと思います。私の場合は眼力以前にもう少し視力を良くしたいんですが、最近老眼が進行しているみたいで手元が見えづらくなっています…

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│-│-│2024/10/06(日) 10:18

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