アラカルト

万博と安土城 〜復元に込めたコンセプト〜

トランプ大統領の関税政策は中国の囲い込みが目的との指摘もあるようでなるほどと思いましたが、これがきっかけで紛争にならないことを祈ります。◆昨日は朝から安土で打ち合わせでした。その後に、最近リニューアルされた「信長の館」を見学。この施設には、安土城の天主部分(五層六層部分)が実寸大で復元されています。この天主は、1992年に開催されたスペイン・セビリア万博日本館のメイン展示として復元され、その時最も多い入館者数を記録したとのことです。万博終了後、丁寧に解体され、ここ安土に提供・移築された後、1994年に「文芸の郷」の一つとして公開され現在に至ります。30年以上が経過していますが、今でもその美しい姿を見ることができます。想定復元ですが、全て本物の素材が使われ職人さん達の技術が詰め込まれています。セビリア万博日本館の総合プロデューサーであった堺屋太一氏(1935-2019年:政治家・作家)には感謝しかありません。恐らくですが、彼は安土城復元を夢見ていたのだと思います。まずは土台となる整備から引き継いで行きたいと改めて思いました(私ができることは限られますが…ちょっとずつ進んでいて嬉しい)。信長は国や宗教を超えた平和実現をこの城に込めたのだと私は考えており、それは今日こそ必要なコンセプトだと思っています。

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│-│-│2025/04/11(金) 09:20

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