アラカルト

文化・芸術の価値を考える

愛子様が昨日滋賀を訪れ、琵琶湖博物館なども見学されたそうです。昨年体調不良で来られなかったですが、今回は訪問が実現できて良かったです。来週、うちの学生が琵琶湖博物館で館務実習を行う予定です。◆最近、ごっつい本を2冊購入しました。『文化政策と価値』『プラス・ミュージアム −地域文化資源としての博物館論−』です。1990年代に慶応大学にて日本初となるアートマネジメント講座・アートプロデュース講座が開講して以降、文化・芸術に関してその本質論とは別に社会的な役割について研究・実践する「文化政策」領域が広がっていきました。『文化政策と価値』では、文化芸術基本法を受けた形で文化・芸術の価値を「本質的価値」「関係的価値」「資源的価値」に再分類し展開しています。一方、『プラス・ミュージアム』の方は博物館を資源と捉え、「新しい支援(おもに資金)の形」「社会的価値」「これまでの概念を越えた活動」といった視点でまとめられています。前者は概念論が中心であるのに対して、後者は実践論が中心となっています。とにかく、この30年でこの分野は大きく広がってきたように思いますが、時代環境が大きく変わったきたことも痛感いたしました。つまり、1990年代は資金が潤沢であった時代だったのに対し、現在は資金不足の時代です。ですので、資金不足の時代における文化政策のあり方を真剣に考えていく必要性を強く感じます。大学も生き残りをかけた時代に入っていますが、文化庁の動向などを伺うと文化施設もそろそろ取捨選択の時代に入りそうな感じで、それぞれが価値主張をしていくことになるかも知れません。それはそもそも本来行動ではないような気がしますが、自己発見に繋がる可能性もあります。

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│-│-│2026/08/22(土) 10:09

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